福岡市の中心地、天神に新たなランドマークが誕生しました。2025年9月に開業を迎えた「天神住友生命FJビジネスセンター」。地上24階・地下2階建て、高さ約113mという天神ビッグバンエリア最高層のオフィスビルは、ただの職場ではありません。ここには「Reboot!」というコンセプトのもと、最新の休養学に基づいたワーカー専用スペースが広がり、働く人々のwell-being(ウェルビーイング)を追求する空間が広がっています。
取材を通じて感じたのは、ここが単なるビジネスの場にとどまらず、「働き方の常識を変える」空間であるということ。休養学の知見を取り入れ、多様なアクティビティを通じて働く人々に新しいエネルギーを与える仕掛けになっています。
天神住友生命FJビジネスセンターで「Reboot!」する新しいオフィスライフ
天神ビッグバンエリアに誕生した新たな象徴
天神住友生命FJビジネスセンターは、住友生命保険相互会社と福岡地所株式会社が共同で開発したプロジェクトの一環。福岡市が推進する「天神ビッグバン」の中核として、国際競争力向上と緑豊かな街づくりを目指して設計されました。

©Kouji Okamoto
働く人が100%のパフォーマンスを取り戻す場所「Reboot!」
天神住友生命FJビジネスセンターの最大の特徴は、2~4階と最上階に設けられた約1,000坪の共用スペース「Reboot!」です。この空間は、ただの休憩スペースではありません。最新の休養学に基づき、働く人々が自分に合った方法でエネルギーを補給できるよう設計されています。
多様なアクティビティで心身をリフレッシュ
「Reboot!」では、7つの休養モデルが提案されています。これらは日常に取り入れやすい行動で、心身の回復を促進します。以下にその一例を紹介します。
休息タイプ:ナップルームで仮眠や瞑想を楽しみ、静かな時間を過ごす。
運動タイプ:ジムエリアやサウナで軽い運動やリフレッシュを行う。
栄養タイプ:カフェで胃にやさしい食事を楽しむ。
親交タイプ:スカイテラスやカフェで同僚と交流し、心を癒す。
娯楽タイプ:ライブラリーやシミュレーションゴルフで読書や趣味に没頭する。
造形・創造タイプ:スカイテラスで空を眺めながら想像力を高める。
転換タイプ:環境を変えて気分を切り替えるため、スカイテラスやプレゼンルームを利用する。
休養学視点の注目施設
ナップルーム
静かな空間で仮眠や瞑想ができる場所。予約制のため、待ち時間なく利用可能です。ここでは、短時間で効率的に活力を補充できます。

スカイテラス
天神の街並みを一望できるルーフトップテラス。貸切利用も可能で、働いたりリフレッシュしたりと、自由な使い方ができます。風を感じながらの深呼吸は、まさに心のリセットに最適です。

コンディショニングエリア
ジムエリアにはストレッチマシンやヨガマットが揃い、デスクワークで凝り固まった体をほぐすのに最適。映像ルームでは、音楽や映像を楽しみながら有酸素運動もできます。

シミュレーションゴルフ
本格的な設備でありながら、初心者でも気軽に楽しめる空間。仕事の合間のリフレッシュや取引先との交流に活用できます。

ライブラリーコーナー
ビジネス書から小説まで幅広いジャンルの本を揃えた空間。読書会や講演会などのイベントも予定されており、学びの場としても機能します。

休養学と働き方の未来
「Reboot!」は、働く人々が自分に合った回復方法を見つけるためのヒントを提供しています。例えば、サウナで肩の力を抜いたり、スカイテラスで新鮮な空気を吸ったりと、日常の中で簡単に取り入れられる工夫が随所に施されています。
また、これらの空間は単なる施設ではなく、コミュニティ形成の場としての役割も果たします。同じビル内で働く人々が交流し、新たなアイデアやビジネスチャンスが生まれる可能性を秘めています。
天神住友生命FJビジネスセンターがもたらす未来
天神住友生命FJビジネスセンターは、働く環境に新たな価値を提供するだけでなく、福岡市全体の国際競争力向上にも寄与するプロジェクトです。ここで生まれる新しい働き方が、他のエリアや企業にも波及し、日本全体の働き方改革を後押しすることが期待されます。
「Reboot!」を体験すれば、働くことの意味や価値が少し変わるかもしれません。休養学の知見を活かしたこの空間で、あなたも新しい働き方を見つけてみませんか?