中高生の約7割が疲労を抱え、スマートフォン長時間使用で就寝時刻が後退
中学入学がターニングポイントに全国10万人調査から「日本の疲労状況2025」を発表
~ジュニアリカバリー白書2025レポート Vol.1~
一般社団法人日本リカバリー協会(事務局:神奈川県厚木市、代表理事:片野秀樹)は、リカバリーに関するサービスや商品を開発する株式会社ベネクス(所在地:神奈川県厚木市、代表取締役:中村 太一)との共同で、「ジュニア年代のリカバリー白書2025レポートVol.1」を発表いたします。
本調査は、運動・栄養に続く健康の3要素である「リカバリー(休養・抗疲労)」に着目し、特にジュニア世代における実態を明らかにすることを目的としています。調査結果から、中学校への入学がリカバリー環境の大きなターニングポイントとなっており、中高生の約7割が日常的な疲労を抱えていることが判明しました。特に、スマートフォンの長時間使用による就寝時刻の後退が顕著な課題として浮かび上がっています。
【ジュニアリカバリー白書2025 Vol.1】分析サマリー
―――――――――――――――――――――――――――――
■「ひどく疲れた」状態の生徒は学年とともに増加、幼稚園児の3.3%から高校生では24.7%まで上昇、中高生の約3分の2が日常的に疲労を感じている
■年齢上昇とともに睡眠時間が減少、幼稚園児では74.7%が9時間以上の睡眠を確保しているのに対し、高校生では6-7時間が最多
■小学低学年までは21時台の就寝が主流だが、中学生では22時台、高校生では23時台が最多となり、年齢とともに就寝時刻が後退
■中高生では学習時間の二極化が顕著、中学生では「ほとんどない」が20.1%に対し1時間以上が45.6%、高校生では「ほとんどない」が38.0%に対し1時間以上が42.7%
■スマートフォン使用時間は、中学生では1時間以上使用する割合が80.2%まで上昇、高校生になると更に使用時間が増加し、3時間以上の長時間使用が41.4%と突出
―――――――――――――――――――――――――――――