ストレス

日本では戦後の高度経済成長期あたりから使われ始めた「ストレス」という言葉。1957年には流行語になり、本格的に広まったのは好景気に沸いた1980~1990年代のバブル経済期。そのさなかの1985年に、「日本ストレス学会」が発足されました。では、世界で最初に使われたのはいつのことでしょうか。

そもそもは物理用語で、「物体に圧力を加えた時、それに応じて生じる力」を指すのが、ストレスです。そんな言葉を医学の世界に持ち込んだのは、免疫学者のハンス・セリエ博士です。
1936年にイギリスの科学雑誌『ネイチャー』で発表した論文の中で「何かしらの刺激によって生体に歪みが生じ、ヒトの体が適応を迫られている状態」を「ストレス」と表したことが始まりと言われています。

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