からだケア

健康には自信があります。じっとしているのはニガテなのですが、それでも休養は必要ですか?

心身の元気はバッテリーのようなもの。加齢などの影響で、気づかぬうちにその機能は低下しています。スムーズに充放電を繰り返す「リカバリー・サイクル」を意識して、快適な毎日をより長く送りましょう。

今や人生100年時代。定年を迎えた60代などは序の口で、80代、90代まで元気な人が増えており「アクティブ・シニア」という言葉も。活動的なのはよいことですが、忘れてはならないのは、活動すれば程度の差はあれ疲労するということ。「まだまだ大丈夫!」「動いていないと落ち着かない」という人にも、休養は欠かせません。「ココロの体力測定2019」調査では、年齢的には若い30代や40代でもがぜん疲れている人が多い状況です。

調査名:「ココロの体力測定 2019」/期間:2019年 3月16日~3月18日/対象:全国の20~69歳の男女7万人/方法:インターネット調査/項目:15問/休養項目:厚生労働省「ストレスチェック」B項目を基に独自加工して、点数化/集計データ:県・年齢を実際の人口でウエイト修正を行い活用

心身の元気はバッテリーと同じ。酷使や加齢で劣化する

朝起きて活動して、夜になると一日の疲れをとるために眠る。私たちの体はバッテリーのようなもので、放電(活動)と充電(休養)を毎日繰り返しています。しかし、あなたが今使っているスマホと同じで、時間が経つにつれ充電効率は確実に低下。元気の指標の一つである自律神経のトータルパワーを見ても、年齢とともにその機能が衰えていくことがわかっています。

提供:東京疲労・睡眠クリニック

活動(放電)と休養(充電)がスムーズなリカバリー・サイクルは、元気のSDGs

もちろん睡眠は疲労から回復する大きな手立てではありますが、「まだまだ元気!寝れば大丈夫」だけでは充電が追い付かなくなり、じわりじわりと疲労が蓄積してしまいます。
たくさん遊んだ日や、仕事が充実していた日は気分が高揚していて疲れていないように感じるかもしれませんが、これこそが落とし穴!「活動した分だけ疲れている」ことを肝に銘じて、それに応じた長さ・量の休養を、自分に合った方法でとることが大切です。

意識すべきは、一時的な疲労回復ではなく、活動→疲労→休養→元気が毎日スムーズに繰り返される状態です。快適に回り続けるリカバリー・サイクルをイメージして、元気のSDGsを目指しましょう。