スペースづくり

そろそろ春到来。衣替えをすると身も心も気分がすっきりする気がします。

はい、衣替えはリカバルのに有効です。それだけではなく、持ち物の管理の仕方で、あなたの疲労度合がはかれそうですよ。

冬は凍えるほど寒く、夏はうだるように暑い日本。そのため、季節に合わせた服の入れ替えが必要ですが、実はこの「衣替え」に、疲労度合をチェックするヒントが。物だけでなく心やお金も整理・管理できていることが、どうやら元気の秘訣のようです。

元気な男性は、衣替えを「気分転換になる」とポジティブにとらえる傾向に

「ココロの体力測定2018」調査から、衣替え意識について、まとめました。
元気な男性は「衣替えする時に写真や子ども用品を整理する」(1.25倍)や「新しく服を買うためクローゼットの在庫を確認する」(1.24倍)といった整理・管理意識が高いことに加え、「衣替えは気分転換になる」と回答した人が疲れている男性よりも1.26倍多い結果に。疲れている男性をみると「家以外に収納スペースを借りている」1.54倍と自宅に入りきらなくなったら収納スペースを広げる傾向があり、さらに「いらない服はフリマアプリなどで売る」も元気な男性の1.54倍でした。

選びやすい収納やクリーニングの活用と、元気な女性は管理上手

疲れている女性と比較し、元気な女性は「洋服を選びやすい工夫をしている」1.50倍、「衣替え時には季節物をクリーニングに出す」1.46倍と、しっかり物の管理をしている女性が多い傾向にありました。また「衣替えは気分転換になる」は、元気な男性同様の結果に。面倒ととらえがちな衣替えを、ポジティブにとらえているようです。
一方の疲れている女性は、疲れている男性と同様「家以外に収納スペースを借りている」1.45倍、「いらない服はフリマアプリなどで売る」1.20倍と、「あふれるほど物を所有して、手放す」を繰り返しているようです。

元気な男性は家計簿でやりくり。コト消費重視の傾向も

続いて買い物意識にも注目してみましょう。元気な男性は「継続する会員費や毎月の定額の出費はあまり気にしていない」(1.43倍)と一見おおざっぱなようですが、実は「家計簿をつけている」(1.83倍)と、やりくり上手な傾向に。また、「物よりも経験(体験)にお金を使いたい」も疲れている男性より1.42倍多く、効率重視であったり、物を増やすよりも心の充実を大切にしている点は、衣替え意識にも通じるところがあります。
一方の疲れている男性は、「各シーズンの流行の物は買ってしまう」がなんと5.72倍。また「ランキング一位などのお勧めに弱い」(2.73倍)など、今の自分にとって「必要な物」よりも、つい「欲しい物」を買って物が増えてしまう傾向が強く、「倉庫を借りて管理している」(6.68倍)という結果に紐づいていることが推測されます。

疲れている女性は“つい”買って、使わない。残念な傾向に

女性の買い物意識では、全体的に疲れている女性の該当項目が多く、「場に流されて、自分の意思とは違う買い物をしてしまう」(3.43倍)、「深夜のネットサーフィンは物を買ってしまう」(3.10倍)、そして「購入で満足して、使わない物が多い」(2.96倍)と、吟味せず衝動的に買い物をして、結果使わないという残念な傾向が見えてきました。

衣替えは、服もお金の使い方も見直すチャンス

消費意欲が駆り立てられるような情報にあふれた世の中。「安いから」「流行っているから」と盛り上がって購入したものの、実際にそのままの状態で残っているものがありませんか? 衣替えは服だけではなく、クローゼットにしまいこんだ物の仕分けや、お金の使い方を見直すチャンスでもあります。お部屋も気分もすっきり、無駄な消費が減れば、経済的にはがっちりになれそうですね。

【調査概要】
タイトル:ココロの体力測定2018/方法:インターネット調査/調査期間:SCR調査 2018年3月7日~3月17日(SCR調査)/対象:全国、20~69歳、14万人(男女各7万人)/項目:15問/分析データについて:厚生労働省の「ストレスチェック制度の健康状態項目」を基に独自加工して、点数化集計データについて:集計したデータを、県・年齢を実際の人口でウエイト修正を行い活用/本調査2018年4月7日~20日/サンプル数:1800人/今回抽出対象者|全て女性(2018年本調査より)高ストレス者:450人、低ストレス者:556人
(2017年本調査より)高ストレス者:522人、低ストレス者:370人

【記事提供】オフラボ|秋の“衣替え”意識 ストレスレベルで差。低ストレス者はタンス在庫の把握・断捨離に活用

この記事のリカバリ用語

  1. ストレス