12時前にはベッドに入り、太陽が昇れば起床する。そんな規則正しい生活は理想的ではありますが、なかなかそうはいかない現代人の毎日。とかく介護や看護などを担うシフトワーカーの職についている人は、昼夜逆転する日もあるでしょう。もちろん、仕事でどうしても徹夜しなくてはならないときもありますね。そんな時に意識してみたいのが“正しい”徹夜の方法です。
睡眠のコアタイムを決める
徹夜が常態化しがちな仕事の人は、毎日の生活リズムの乱れで、休むことができる日でも睡眠時間がバラバラになりがちです。眠くなったら、あるいは眠れるチャンスがあったら眠るという風に、仮眠していても時間帯はまちまちなのではないでしょうか。そんな生活を続けていると、体内のリズムも崩れて元気のない状態に。
睡眠で体調を崩さないためには、「必ず眠っている時間帯をつくる」ことが大切です。例えば、「深夜1~2時は眠る」と決めたら、必ずこの時間を含んで眠るようにします。夕方から2時まで眠る日もあれば、1時から朝の5時まで眠る日があってもOK。いわば、睡眠のコアタイムを決めるのです。
不規則になってもあきらめないで。脳に最低限の基準を示す
まるで船が碇を下ろして船体を固定するように。必ず眠っている時間帯を決めて固定することで生体リズムの崩れを防ぐこの方法は「アンカースリープ」と呼ばれています。「不規則なのは仕方ない」と諦めずに、脳に最低限の基準を示してあげましょう。そんな積み重ねが、未来の元気をつくります。